FC2ブログ

二酸化炭素温暖化説の崩壊

「二酸化炭素温暖化説の崩壊」 広瀬 隆 著
1009290001.jpg


「健全な懐疑精神」を持って読みました。(著者の文章表現にはクセがあるため)

読んで感じたこと。
マスコミや、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)からの情報だけでなく、二酸化炭素が温暖化要因だとする説明に対するいわゆる「懐疑派」の声も聴く必要があり、自分で考えて判断しなければいけない状況であること。(難しいですね)

結局、本当のところはどうなの?という思いです。


にじのぱぱが本書から読み取った地球の気温は、
 最近10年では上昇していないが、
 100年でみると上昇傾向にあり、
 1000年でみると中世の温暖期やその後の小氷期があり、現在は上昇傾向である。
と理解しました。

 従い、産業革命のころから人間が化石燃料の使用により増やしてきた二酸化炭素が気温上昇に寄与してしまう程度については、地球全体の気温変化の話なので、長い期間の気温の変化を見て検証・判断すべきだと思いました。

著者のあげた気温変化要因をいくつか書くと、
・地球が太陽の周りを回る軌道の周期的な変化(楕円が強くなって太陽から離れたり、円に近くなり近づいたり)
・地球の地軸の傾き具合が周期的に変わる。
・歳差運動(地球の地軸の傾きが周期的に変わる)での地球地軸の傾き具合で夏・冬の厳しさが変わる。
以上3点の組み合わせで周期的な寒暖が起こる(ミランコビッチ・サイクル)
そのほかには、太陽活動の変化(黒点の増減)など。

温室効果ガスが温暖化の要因だとしても、水蒸気が大きな要因を占め二酸化炭素の温暖化寄与率は小さいと著者は書いています。(40,120ページ)これについては、専門家がきちっと真実か否かを説明し、マスコミが正しく報道して欲しいです。

されど人類がコントロールして削減可能な二酸化炭素は、増やさない方がよいと感じます。

また、気温計の設置箇所が都市の温暖化(ヒートアイランドなど)の影響を受けていることや(補正されているだろうが)、1960~70年代は寒冷傾向にあったことを、二酸化炭素が主たる温暖化要因ではない説明として加えています。



本書は2つの章から成り、
1章の結論は
・気温変化には一定の自然科学の原理があると感じられるが、今後地球の気温が上昇するか下降するかは、左右する要素が多く複雑で予測が付かない。というものです。

著者は、本書の目的は、二酸化炭素温暖化説の間違いを実証することではなく、環境破壊の真犯人を読者に知って欲しいことだと書いています。(129ページ)それが2章です。
これを本の題名か、帯の内容にしないと、ずるいです。

2章は、著者の得意な原子力発電所の批評が多いです。
特に、原子力発電所の海への排熱が環境に与える影響について語っていますが、
火力発電も水蒸気を発生させてタービンを回しています。
原子力発電所と火力発電所では、発電当たりの排熱量がどのくらい違うのかは、分かりませんでした。

内閣府の原子力委員会のQ&Aでは、①原子力発電による排熱は太陽からの熱量と比較して無視できる範囲、②火力発電所でも同様に温排水が発生する(数値比較無し) と回答していますが、太陽からの入熱と比べたら、地球で発生する排熱要因はどれも無視できる大きさのような気が直感的にはしますが...どうなんでしょうか。


運転を止めにくい原子力発電所が夜間も発電しますが、余らないように深夜電力を安くする価格メニューを設定してしオール電化を促進させている本書の記述は、確かにそうだろうとも感じます。


太陽熱温水器の効率の良さの記載や、
電力会社が発電し送電するのは排熱を利用しにくく送電ロスもあるが、ガスで温水と電気を生み出す「エネファーム」を著者がモニターになって使用していて、各地域・各戸で発電する効率の良さやコージェネレート(電気と熱の生成とその場での利用)の点から、その将来性に期待している記載もありました(今は値段が高すぎますね)。



スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール
・思うこと、こころ動かされたこと。
・そもそも、あたりまえのこと
 を考えながら書いてゆきます。

さんじのぱぱ

Author:さんじのぱぱ

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示