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福島原発の真実

本物大好きさんのブログを見て読みました。

福島原発の真実 佐藤栄佐久著 平凡社新書594
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前の福島県知事の訴えです。

過去の福島県の原発への対応を知ると、3.11以降の今を見る視点が増えました。

少なくとも東電の電気を買っている消費者の方々は、本屋で手にとって見て欲しいと思いました。
(ちょっと大きめの本屋なら新書コーナーで平積みです)


さんじのぱぱが、読後、心の奥深くまで突き刺さったこと。

1)知らなさすぎた
電源・原発立地県の福島(知事・県庁職員・市町村長、県民)は、
  原発再稼働・プルサーマルの受け入れ判断のために勉強し、国や東電と必死に闘ってきた。
  (逆に言うと、闘わなければならないほど国の対応がよくない)
  それに比べてさんじのぱぱを含めた電源消費地の人々の多くは、
  国・東電にお任せ状態で当事者意識が薄く、原発立地県民と共に国民として考えようという気持ちが
  ほとんど起きなかった。

2)命を守る
  知事が「県民の命を守る」という強い使命感に基づいて行動していることに感銘。
  だから、原発について正攻法で対応している。

3)原子力安全・保安院の経産省からの分離
  2001年9月5日 
    自民党福島県連は平沼経産省へ要望書を手渡す。
  2002年10月14日
    福島県議会が「国と東電の責任の明確化と再発防止策を求める決議」で
    保安院を独立した機関とするよう求めた。
  今でこそ、環境省or内閣府と設置場所が定まらずとも、保安院を経産省から独立させることになったが、10年も前から、福島は訴えていたのだ。
  今まで、国は何をしていたんだろう。
  さんじのぱぱは3.11前、保安院の存在すら意識があまりなかったのは、注意が足りないのか、マスコミ報道が足りないのか。

4)(結論ありきの)国・官僚がすすめる限界
  安心は、安全(科学的合理性)の積み重ねだけでは実現できない。
  民主的なプロセス(※)の保障によってもたらされる。(p192)
   (※)データ・政策決定プロセスの透明化で国民一人一人に見え賛否の意見が交わせる。
  国の政策を待つのでは無く、自分が住む自治体の安全から発想する。
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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とりあげていただき、ありがとうございます。

読んでいただき、また、とりあげていただき
ありがとうございます。
首都圏で電気を受けている身として、
技術的なことよりも、心理的な背景を知っておくことは
大事だなと思わせる本でした。

No title

こんばんは!!!
3月12日、私は爆発前の福島原発と目と鼻の先にいました。
大熊町の避難誘導の支援で。

私はまだ読んでいないのですが、帯の通り『全ての議論はここから始まる』通り読んで見たいなと思いました。

No title

ノリスケさん こんにちは。
 新聞とネットだけの情報でも、自衛隊・警察・消防の皆様の地道な救援活動は(一部例外的な警官も報道されたが)、もっと称賛されてしかるべきだと思いました。
 この本を読むと、福島県庁の職員も県民のために、国の機関に勝るとも劣らない原発に関する調査・検証・提言力を身につけてきたことがうかがえます。

No title

本物大好きさん こんにちは。
 興味深い本のブログでの紹介はありがたいです。
 福島県が明治時代から東京方面へ電源供給していたことも、この本で知りました。
 マスコミは東京で得られる情報だけでなく、地方支局の情報をもっと活かして欲しいと思いました。
プロフィール
・思うこと、こころ動かされたこと。
・そもそも、あたりまえのこと
 を考えながら書いてゆきます。

さんじのぱぱ

Author:さんじのぱぱ

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