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そうだったのか!中国

中国について
 ・街場の中国論
 ・日中国交正常化
を読みましたが、基本的なことを知らなさすぎることに気づき、
ここは、池上さんに頼むしか無いと思いました。

そうだったのか! 中国  池上彰著 集英社文庫
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・第一次世界大戦で敗北したドイツが占有していた山東半島について、ヴェルサイユ条約でその領有権が日本に移ったため、抗議/反日の「五・四運動」(1919年の)の盛り上がりから中国共産党第一回大会へ、そして2009年12月に鳩山政権にて(天皇陛下との会見1ヶ月前申込みルールが無視されての)習近平 国家副主席の来日・陛下との会見まで、わかりやすく書かれています。

・池上さん解説付きのNHKニュースで現代中国を通しで見てきたような読後感です。

・想像するに、池上さんが中国の出来事を本やリアルタイムのニュース配信で知ったとき、なぜその出来事が起きたのかをご自身が納得するまで調べてメモし、その積み重ねが、この本に結実したのだと思います。

・760円の文庫本1冊に、良く収めました!というほどの充実度でした。

・一つ注文するとしたら、巻末に索引・地図・年表があれば言うこと無しです。

■「はじめに」から引用します。
 日本は、中国という隣人から引っ越すことはできません。だったら、隣人が、どんな歴史を歩んできたか、まずはそれを知ることから始めましょう。

■「おわりに」から 大事だと思うので、メモのため少し長いですが引用します。
 歴史の偽造ないしは黙殺が、いまも行われているのです。
 中国が進むべき道は、日本に対して主張する、「自国の歴史を直視せよ」という言葉を、自らにも問いかけることから始めるべきなのでしょう。
 中国共産党が拠って立つマルクス主義によれば、社会は、経済の「下部構造」と、政治・文化の「上部構造」から成り立っています。下部構造の経済が発展すると、やがて上部構造が経済の発展にとって「桎梏」(邪魔)となり、上部構造は破壊されます。これが革命です。
 中国共産党は、「社会主義市場経済」の名のもとに、下部構造は資本主義、上部構造は社会主義という不思議な体制を築きました。その結果は、爆発的な経済の発展でした。経済発展に伴い、さまざまな矛盾・社会問題が引き起こされています。下部構造の経済の発展にとって、上部構造の社会主義が、桎梏となっているのです。マルクスの予言どおり「社会主義」という上部構造が、革命によって破壊される日が、やがて来ることになるのでしょう。きわめて皮肉なことです。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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