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リンゴ、家庭菜園、コメ → 近い将来の農業の姿に

ここのところ、慣行農業(現在行われているやり方の農業)から、大転換した農業関係者の方々の本を読みました。

■リンゴが教えてくれたこと(木村秋則 著)
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リンゴは農薬を大量に使わなければ、病虫害にやられてしまうのがこれまでのやり方。
木村さんは、農薬で奥様が苦しんでおられるのをみて、リンゴで無農薬を目指し達成された方です。
リンゴは品種改良が繰り返され、原種からほど遠くなったため、米や野菜より無農薬で育てるのが難しかったそうです。
農業収入が無くなり、壮絶な暮らしを家族で耐え、山に分け入ってヒントを掴み成し遂げた栽培方法。
引用しないでおきます。
読む楽しみを奪ってしまいそうだから。
くさらないリンゴ・コメや、
キュウリの巻きひげも面白いです。



■家庭菜園の不耕起栽培-根穴と微生物を生かす-(水口文夫 著)
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リンゴの本で、リンゴの木の下の雑草を大事にしていることが分かりますが、この本はそれと通じています。
雑草や土壌改良のための草(緑肥)や作物そのものの根は、掘り起こさずにそのまま土の中に置いておくことで、根が朽ちて土に還ると共に、地表からの根の穴が硬い土をほぐし団粒構造になることを生かしています。

黒や透明のビニールで畑地を覆って保護することをマルチングというそうですが、
ビニールでなく野菜を取った残りの茎や葉や多すぎる雑草を刈って干したものを敷く有機物マルチに、なるほどと思いました。
昔は畑にワラを敷いているのを思い出しました。
根にも役割・構造があって、土の表層近くに伸びてゆくのが栄養を吸収する根。
真下に伸びてゆく太めの根が水を吸収する根。
だから、やさいが育ってくるにつて、根本に有機物マルチを敷いて土を寄せてゆくのが、表層の栄養吸収の根にとって良いのだそうです。
うちは、有機物マルチがありません。
ホームセンターでは敷きワラが売られていましたが、もったいないので
綾瀬川の土手沿いの歩道脇に茂っている雑草を刈って家に持ち帰り、干して使いました。
雑草を、根から抜くことはしないで、上を刈るだけです。
根が土にとって大事なのと、また生えてくることのためです。
・来年は、スイートコーンに挑戦したくなりました。
 朝もぎのトウモロコシを生で食べたいのです。
 庭にミミズがいてくれると良いのですが。



■究極の田んぼ(岩澤信夫 著)
リンゴの本と共に、多くの方々に是非読んでいただきたいと
にじのぱぱは願いました


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リンゴの本とのコメ作りで違う所は、冬の田んぼも水につかったままにしておくことです。
冬季湛水(たんすい)と言うそうです。
キーワードは、
・不耕起移植栽培
・冬季湛水
・イトミミズ
・成苗(葉が5.5枚)まで育ってて田植えする。→その後強く育つ。
・田植機の開発(成苗も、従来の稚苗も植えられる)
・毎日田んぼに行き、イネに「頑張れよ!」と話しかける。
です。

 不耕起により、根が硬い土を貫通した後(根穴構造)が生かされ(掘り起こすと根とその穴が壊され、雑草の種が地表に現れ雑草取りに追われてしまう。
 冬季湛水によりイトミミズが生き続け、そのフンが水中にとろとろの層を造り養分となり、また余分な雑草を抑える。
 昔は、保温して稚苗(葉2.5枚)を育てて、苗代に移し、成苗まで育てて田植えしたそうです。
田植機ができてからは、苗代に仮植えするより、直接、稚苗を田植えするのが合理的となったそうです。
 
この本の凄い所は、はっきりと物を言っていることです。
・田んぼを管理する農民が悪い(90ページ)
・農家は消費者の顔が見えない。農家→JA→経済連→全農→コメ卸→小売店→消費者(122ページ)
・農家の努力も必要。既存の流通機構を頼っている農家自身が悪い(123ページ)
・田んぼによる印旛沼浄化は可能だが、縦割りでいくつもの行政と話をまとめていく必要があり、成功しなかった。(112ページ)
・アメリカでは、表土流出対策のため、全耕地の50%以上が不耕起に切り替わった。(117ページ)
・(今後石油資源が貴重になることや、安全・費用の面から)化学肥料・農薬との決別は時代・消費者の要請。消費者も大きな声を上げる必要がある。(139ページ)
・田んぼのメタンガスの発生が従来の数分の一(203ページ)
・水道行政(ろ過方式)に対する苦言も書かれています。(103-108ページ)

※129ページに著者の言いたいところがまとめられています。

最後に、著者の一番の心配が書かれています。
飢饉の時代が訪れたら日本は何を食べたらよいのかということだそうです。
不耕起移植栽培、冬季湛水は、何も使わないと言うところが、決め手。

にじのぱぱは思いました。
 化学的な肥料や農薬の製造・流通関係者は困るかもしれないが、
 コメで経営している生産者と、安全・美味しいコメを求めている消費者が望むならば、
 自然と上手く折り合ってイネにコメを作ってもらえるこの方法は、
 日本の主食を維持し、耕地面積の広い田んぼに拡がってゆくことによって
 食糧自給率向上や、チャレンジ25(温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減する)も
 可能かもしれないと予感させました。

また、大豆の多収穫方法も書かれています。
大豆は、にじのぱぱもさっそく実践できそうです。



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No title

こんばんは!!!
先日のコメントからヒントを得て記事にしました
http://star.ap.teacup.com/miole-norisuke/599.html

雑草から腐葉土にするとお金もかかりませんし、新たな雑草も生えてこないので一石二鳥の効果がありましたよ!!!

不耕起栽培の本、早速本屋にいって購入しようかと思っています。

とれたての幸せ

ノリスケさんこんにちは。
記事の様子から、落ち葉や草などが上手く土になじんで栄養になっているように見えます。
不耕起で肥料もあまり要らない栽培方法は、家庭菜園にぴったりですね。しろうとには、耕すのはかなりの力仕事ですから。

うちの近所に、家庭菜園では何年も先輩の方がいて、昨年はゴーヤをいただきました。今年も日よけ対策で植えるそうです。

プロフィール
・思うこと、こころ動かされたこと。
・そもそも、あたりまえのこと
 を考えながら書いてゆきます。

さんじのぱぱ

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